熱したフライパン

芽玉の長文

テニミュ4th面白かった~~~~~~!!!!!!!


テニプリ原作は2020年に初めて読んで、そこから昨年のおうちでテニミュ企画の配信で初めてテニミュに触れました。

配信と円盤で3rdをちょっとだけ視聴・生でのテニミュ観劇歴は新ミュのみです。
今回は大阪公演の6公演を観劇しました。
 
舞台についての造詣が深いわけでもなく大した教養も無い、好きな作品の2.5を観るのが好きだ~という程度のライトなオタクなので、あくまで評論がしたいとかじゃなくて、ただただあの日の面白かった!!!!楽しかった!!!!という気持ちと、私にテニミュを教えてくださったフォロワーさんや匿名の通りすがりの親切な方々にこんなに楽しみました!!!というのを伝えたくて綴った全肯定オタクの日記ですので誰かの感想を否定したり何かと比べたりする意図は無いです!念のため

 

全体的にプロジェクションマッピングを活用しまくった演出、ヤベ~~!!!スゲ~~!!!超カッケ~~!!!
初日、開幕して一番初めの、卒業式シーンでセットに浮かびあがるタイトルロゴや原作・許斐先生のお名前を見てすでにジ~~ンとしました。私今ほんとにテニミュ観に来てるんだなあ…劇場版の始まりみたいでカッケ~すよね

大きくて可動式のセット、開演前まではなんだか舞台が狭く感じるな~と思っていたのですが、いざ幕が上がってみるとめちゃくちゃ考えてあるセットだな~~!!と思いました!
テニミュは元々かなり広い舞台を使ってらっしゃるので、過去公演で全員揃った時はともかく少人数しか居ないときは少し寂しいな~と思っていたんですが、今回はセットがあるので視線誘導をされているようで良かったです。
もちろん隠れるところでも演技をしてくださってるのが前列の特権として観れる!
セットの後ろにキャストが行ってしまうと席によっては完全にお顔が見えなくなってしまうことがままあったのでそこは難しいとこだな~とは思いました。

でもセットの太い…あの…枠(伝われ~)やあの…透け感(伝われ~)とプロジェクションマッピングを活用した演出、めちゃくちゃいい…
開幕即桜吹雪でこうやって使えます!!と見せてくれるのがいいですね。
ショットが決まる時に白いラインがシュパッ!!と入るのがかっこよくて気持ちよくて最高!!!漫画の集中線みたいな役割をしてるのかな。

セットがいろんな形に変わっていろんな役目を背負う上で、キャストさんが流れるように、時には演技をしながら移動をしてくれたりするので、全体のテンポが途切れる事なく場面転換していくなあと感じました。

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セットの一部をネットに見立てるの、最初の佐々部との試合のくだりのおかげでその後はすんなり受け入れられました。ありがとう、佐々部。
佐々部役のキャストさん(中嶋健さん…で合ってるかな~)のスタイルがあんまりにも良すぎてボーイズが出てくるたびにずっと探しました

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ボーイズのブロマイド欲しいな~~!!!!立海は二階席からの肉眼+ライトの色で見えづらかったのでもしかしたら違うかもです


冒頭の卒業式をそれをぶち壊すリョーマ君、改めて見るとテニス部、卒業式を私物化しすぎで笑う 生徒会長さん!他の生徒もおるんやぞ!?


それはともかく、原作無印の卒業式のシーンを改めて見せられて、新テニも物語の果てにはここに行きつくんだよなあ…と再度確認させられました。

このシーン、手塚部長のお顔が見えづらいのが気になるけど、そもそも閉まった扉の向こうのリョーマくんの視点だからお顔を見せるつもりがあまりない(他の子たちは後ろを向いてるし…)という意図の演出なのかな?と思いました 見せたかったら他にいくらでもやりようがあったはずなので…

青学レギュラーがリョーマ君のうわさをするシーンも、フェンスの向こうの顔が見えそうで見えない感じを出したかったんだろうな~と思います。見えないのが正解だと割り切れたらあまり気にならなかったな。
今後新ミュと4thがどういうスケジュールで公演していくのか、新テニ・新ミュはどこまでやってどう終わるのかはまだ何もわかりませんが、4thの全立も新ミュもこのシーンに繋がるようにリンクしちゃったりするんでしょうか。アツ~


卒業式→入学前のリョーマ君→入学→峰一年前→地区予選…といったように、今回の公演ではかなり時間の流れが複雑で激しくなるのを、「空」をつかって表してるのかな~と思いました。
加えて、青学の「青」と不動峰の「黒」のイメージカラーを青空と曇天で表現することで試合全体の空気をわかりやすくする演出をしていたのかなとも思いました。(天候は原作通りですが)
この空を活用した演出が色んな意味を背負ってるからこそメインビジュアルやパンフでも空を主張してるのかな~ 峰以降はきっと変えてくると思うので、どう演出が変化するのかが楽しみ!!!!

 

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新ミュを初めて見た日も、何もかもに感動しっぱなしだったんですが、やっぱり青学レギュラーが目の前に揃うとウワーーーーーー!!!!!テニミュだーーーー!!!!!!!!てむちゃくちゃになっちゃいますね。
OPめちゃくちゃいいですよね。飛び出してくるレギュラーたち…歌詞もめっちゃいいし…もう…いい。全部いい。
パートを3年と1・2年で分けてあるのもいい 先に卒業式を見せられてるから余計に卒業を意識しちゃうし、歌詞が大会での他校との試合だけじゃなくてランキング戦でチーム内でもバチバチに競い合ってる青学のことも表されてていい。みんなどのフレーズが好き?私は「眩しい太陽のエール」が好き。不動峰出てきてウワ~~!!!!目が足んねえ~~!!!!!って毎回思う 青学のポーズも峰のポーズもかわい~~~他校も楽しみだな~…

 

てかいまU-NEXTのスイッチング配信で確認しながら書いてるんですが、マジで配信だけだと音響もライトの演出も感じられるものすべてが現地と全然違くてびっくりしました。当たり前っちゃ当たり前だけど…魅力が半減すぎる…流石に円盤になる方ではかなり修正されるとはいえ、こんなご時世だから配信しか見れない人も居ると思うので、これはもったいないな~…
でもスイッチング、ほんとにいいですよね。青学スイッチングで4画面になったときはそんなのアリ?!ってビビりました 贅沢すぎる

 

4th峰、通して観劇してみて、物語の主軸が「青学VS不動峰」だけでなくリョーマ君が青学のメンバーとして認められる話」でもあるのかな、と思いました。

4thを観た後、3rdの峰も観たんですが、たぶんここの脚本上で重きを置いてる部分が異なってるから見せ方が違うんだろうな~と思いました。3rdは不動峰戦などの試合そのものがメインのように感じられたから曲も多かったのかな~て印象です いや…テニミュのこと…何も知りませんが…(予防線を張るな)
どっちにもどっちの良さがあるし、メインのテーマが異なるなら比べるものじゃないと思います!ただ、4thの方がじっくり丁寧に原作をなぞってくれてるのは新規に優しいな~と思いました。
3rdまでは観客がテニプリを全巻読んでる前提、4thは新しくテニミュからテニプリに触れようとしてる人への間口も広げてるように感じられました。
最近は2.5が先でそのあと原作を知る…という人も少なくなくなってきてるみたいなので、時代の変化に合わせて新規を取り入れようとしてるんだな~と、テニミュがまだまだこれから先の未来のことも見据えてくれてるんだと感じて新規としてはありがたく、嬉しく思いました!
やっぱりほんとになんとなくなんですが、テニプリテニミュも、今さらかな…と敷居が高かったので…4thを観て、ワ!勧めやすい!!と思ったのでテニプリを読んでない両親に無理やり観させましたが好評でした。(そうですか…)


話が逸れました。
元々原作を読んだときに、「青学のメンバー、リョーマ君を受け入れるの早くね?」と引っかかっていたのが、4thでうまい具合に私の中で納得がいってよかったです。
3年生は実力をすぐ見抜いて認めたけど、やっぱり自分たちが1年の頃ランキング戦に参加させてもらえなかった2年生は不満だろうし、決勝オーダーに桃ちゃん先輩が入れてもらえなくて出たかった~と嘆いてるのは思うところがあります。対戦相手の峰の過去も踏まえて、他の子たちは縦社会に縛られてるのに一貫してひたすらにリョーマ君は生意気すぎ。一回負けといた方がいい。伊武くんはいいこと言う。

で、4th峰、不自然なほどにリョーマ君の試合中の歌が無いんですね。試合自体はしてるのにリョーマ君の歌は無くて対戦相手のものばかり。伊武くんとの試合で、ようやくはじめての1曲です。

私は、4th峰全体が、この1曲のために構成されてる演出だと感じました。

校歌(という扱いでいいのかな?)(the force of gravity~の曲)でも、リョーマ君はひとり制服だし、1回目のサビでレギュラーの先輩たちがリョーマ君を取り囲んで踊るの(あそこめっちゃ好きで~~す)も、リョーマ君VS先輩たちを表してるように感じました。折角の青学専用の曲なのに…
そこからもずっと堀尾たちですら、海堂先輩や乾先輩の曲に参加して歌う。でもどんなに優勢になっても試合中のリョーマ君の曲は無くて……

けれど舞台の終盤、伊武くんとの試合で形勢逆転する。
橘さんが「青学の…越前リョーマ!」と叫ぶ。
それと同時に全員が一緒に歌ってくれる。
マッチポイントでレギュラーのみんなを背にしたリョーマ君。
舞台全体に広がる青空―――
きっと、この瞬間に、青学からも、そして他校からも『青学の越前リョーマ』になったんだと思います。

更に最後の応援対決。
リョーマ君のターンで、青学の全員が「青学のルーキー!」と高らかに紹介してくれます。これがすごくアツかった。
キャラクターの紹介をするなら最初にしたほうが良いんじゃ?と思ったんですが、たぶんミュからの新規のためにネタバレを避けたかったのと、この「全員がリョーマ君を青学のルーキーと紹介するまでの物語」を、4th峰では描きたかったからじゃないかなあ。


the force of gravity~に話を戻しますが、この曲も…スッゲ~カッケ~よね~~~!!!!!!!!前述した通り振り付けがめちゃくちゃ見ごたえがあるし、青学のトリコロールカラーをなぞった歌詞、そして曲に連動するプロジェクションマッピング!!!ほんとにかっこいい、見ていて気持ちよかった。「白いライン」「青い戦士」「赤い情熱」の歌詞に連動してセットに走る閃光、移り変わる照明…かっこよすぎる…青学って…カッケ~…

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大石先輩のバラード、初見時はおっ…流れ変わったな…となりました。でも…大石先輩役原貴和さん、め~~~……ちゃくちゃ歌が上手いので、ソロはバラード、正解!!!!!歌声をじっくり聴かせていただきありがとうございます。美ブラート、浴びさせて頂きました。
ここで非レギュ2年たちがラケット隠してるの、かわい~~~ですよね…大石先輩に夢中で6公演中3公演は気付いてませんでした。こんなに可愛いことをしてたなんて…

ランキング戦のメンバーを決めるとこの手塚部長のソロもすんげ~歌唱力を浴びてひょええ…になりました。説明や試合が無くてもこの2人が部長副部長で、実力者なのがわかる。歌唱力でわかる。
ただ、竜崎先生が居ないから大石先輩が説明してくれてるのはわかるんですが、ココこんなに長めの台詞になるなら説明も含めた歌詞で二人でデュエットにしてもよかったんじゃないかな?!と思いました。せっかく…せっかく歌ウマが揃ってるんだし…(下心…)


トリオと荒井さん・マサやん・林の曲、すんげ~~良すぎる 良すぎて笑いが出る みんなも好きだよね~!二階席~!アリーナー!!(ワ~ッ!!)

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1公演だけ2階席の最前列で観たんですが、ちょ~~ど全員のお顔にあたる部分が手すりで見えなくて、有料キャバレーになってて笑いました。

 

校内ランキング戦の説明がわかりやすく歌になってて良かったし、非レギュの3人にもちゃんと歌分けがしてあったのが嬉しかった。ちなみに私はこの3人だと林推しです、「見せつけろ~」のターンでひとり手がぴょこんとしてて可愛いので…

 

トリオたちが海堂先輩のプレーの話してる時、後ろで非レギュ2年5人に絡まれる大石先輩、キュ~トですよね。大石先輩単独だと後輩たち、緊張しなさそう。いい副部長だ…
全然関係ないんですけど私は部活の時の得点係とかみんなの試合結果記録するのとかの一人にしか任されない仕事やりたがるタイプだったので、観劇しながら大石先輩に代わりますよって言うタイミングを物陰から伺ってたら乾先輩来てクソ~てなる感覚を抱きました。(お前は誰だ?)

 

セットの後ろ、フシュ~する海堂先輩の近くで非レギュ2年たちがず~っとわちゃわちゃやってる!!!円盤にはやっぱり抜かれないんでしょうか…嘘じゃないもん!!いろいろ…可愛いことしてたんだもん!!!伏見がマサやんにパンあ~んして食べさせな~いってじゃれてたんです。ほんとです。
ところで1幕って桃ちゃん先輩に比べるとマジで非レギュや後輩と海堂先輩が絡まないので、海堂先輩…うまくやってけてるのかな…って心配になる。2幕からは先輩・後輩・同級生に満遍なく絡まれてるので杞憂だった!ってにっこりなります。母の気持ち。


東京公演では無かった日替わりがいつからかわからないけど大阪で観た時に増えてて驚きました。でも、どれも話の流れやテンポを切ることのない日替わりでめちゃくちゃいい!ランキング戦での桃・海堂先輩の絡みもそうですが玉林戦後の井上さん→九鬼くんに繋がるのも、河村寿司に行く前のも、試合後の伊武・神尾くんの絡みも…どれも話の流れを切ってなくていい。あからさまな間を繋いでるな…原作にはないな…という日替わりやキャストの個性に頼り切りなアドリブが少し苦手なタイプなのですが、全体的にとても好きでした。
桃ちゃん先輩のクソギャグ、私は割とウケたんですが(ツボがクソ浅なので)客席が見事にシーーーーーーーーーン……でえっ……調教されてる……とビビりました。どんなにスベっても、不二先輩が小さく拍手してるの、優しいのやら性格悪いのやらが不二先輩~~~って感じでいい。

ていうか海堂先輩、顔が美しすぎる……こんな綺麗な顔した人が便所っすよ!!!!!!とか言ってたんですか?家ではお手洗い言うてるんやろな 知らんけど

 

南次郎の周りだけ重力無いんですか?動きが軽やかすぎる ラリーしてるだけでめちゃくちゃ実力があって、食えない性格をしてるのが伝わってくるのすごい。そんで南次郎のソロ曲もめちゃい~すよね 曲として普通に好きだ!
でも私は南次郎の事まだまだ深く知らないので、なんかかっこいいイケおじさんが人生について説いてくれたな…という感想になりました。9月3日公開の映画リョーマ!を見てから改めて観るとこの曲の印象も変わってきそう。 

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乾先輩の試合めっちゃい~~~すよね 連載初期特有の「海堂君」呼びもちゃんと再現されてて…(コラッ!!)


2度目の、先輩たちによる校歌。手塚部長が歌が上手すぎてクソ目立ちコーラスになってるの何度観ても笑ってしまった どうして…
でもタカさんのパートから上ハモ取ってるの手塚部長…ですよね?!聞き分けに自信ないけど 手塚部長役山田健登さんの高音、美しすぎるから…もっと聴かせてくれ~~!!!!!

途中の大石・手塚のバラードやここの校歌で、今回の公演内では脚本上描き切れない青学メンバーのどうしても全国に行きたい、強くなりたいって気持ちを補ってるのかな~と思いました。リョーマ君の親父を超えたいというエピや、不動峰の一年前のエピを同時に描くためそのままだと青学の先輩方のバックボーンが伝わらなくてこの後の試合の観客の肩入れが平等にならないからかな~?と…

 私はまんまと不動峰の過去のシーンで辛すぎる…………………………峰が全国優勝してくれ……………………になりましたが…
不動峰の過去シーン、ほんとに辛い。何べん観ても生で目撃するとどうしても涙が溢れます。踏まないで!!!!!!!
どうして中学生が「明日を描く今日を許してくれ」なんて歌わなくちゃいけないんだ 辛すぎる 優勝…しろッッッ゛゛゛!!!!!


2幕。
「ラブ、フィフティーン~」で始まる曲、いいですね…かっこよくて…全ての曲にかっこいいばっか言ってる…
この曲、凄く好きなポイントが山ほどあって、まず柿ノ木・玉林・非レギュがちゃんと居るのでここで初めての完全に全員が出てきて振りにも参加する曲ですね。いい。ステージの広さ・人数の多さを最大限活用した振り、かなり見ごたえがありました。もうどこ見たらいいのかわからん、目が足りなさすぎる。
といいつつ私は何回も観劇したにも関わらず割と常に固定メンバーしか見てませんでした…手塚・海堂・伊武・神尾です。特に伊武くんはこれに限らず曲に参加してる時はいつも視線奪われてたな…「キャラ力(ぢから)」が凄すぎて…コラ深司!!!!ポケットから手ぇ出しんさい!!!!こけた時顔守れんやろ!!!! 

さらになんとこの曲、「ウィニングショット~♪」と言いながら全員が客席を狙撃してくれます。2度。オタクは狙撃されるのが大好き(デッカ主語)。
二丁拳銃なのか弓矢なのか長銃なのか見る子によって印象が違ったのでわかりませんでした。腰をしっかり落としてる子が本気で狙撃しにきてる感があって好きです。(そうですか…)

 

そしてこの2幕からネットが自動回転ネットになるんですね。
お恥ずかしい話、クソバカなので2公演くらい観るまで自動で回転してることにまったく気付いてなかった。言われて気付いた。
でもそれくらいめちゃくちゃ自然にコート全体を使ったパフォーマンスが流れやテンポを止めること無く展開されていきます。そのせいです。
ただ気になるのは、このネット、当然伸縮性あるやわらかいものなのはわかってるんですが、高さが高すぎる。のに、飛び越えるパフォーマンスをするキャストが何人もいる。すごすぎる……胸くらいの高さあるのに?!?!観る度にスゲ~!!!!なりますがほんの少しはらはらもしますね。でも文字を映し出したりするから高さがあるおかげで見やすいのも確かです。


玉林戦。
桃・リョーマペアが歌わないのは前述した演出の意図の都合上…だと推測するんですが、玉林ペアが歌いそうで歌わないですね。これ、もしかして玉林ペアを演じてらっしゃるボーイズのキャストさん自体がそもそも歌わない何らかの理由があるのかな?と思いました。トリオと非レギュの曲の時にも乾先輩の曲の時にも出てこなかったから…演出上とキャスト上の都合がちょっと悪い意味で噛み合っちゃった試合だったのかなあ。
またはボーイズのソロは出さないつもりだけど青学側も歌わないから4人の曲にもできない、て感じの巻きこみ事故かも。

この試合、最初の2公演以外はあとはもうずっとベンチの菊丸・海堂先輩コンビ定点カメラになりました。そらもう…そらそうよ!

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いっつもにゃんにゃん絡んでる 可愛い…先輩に絡まれる海堂先輩可愛い。

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ここ好き。


満を持しての不動峰登場。かっこいい…かっこよすぎる…1幕目で過去を描いてくれたからこそ、1年後の成長してノーシードなのに他校を圧倒して寄せ付けない雰囲気になってるのを見るとジ~ン…と目頭が熱くなります。てかラップほんとにかっこい~~~~……ずるい!!!!!!

ウィニングショット~のときにも書いたんですが、4th、特に伊武くんが顕著でわかりやすいんですけど、振り付けや歌でのキャラ崩壊を最大限無くしてくれてるのを感じました。でもそれが全然不自然じゃなくて…
峰の校歌の時にも柿ノ木との試合も並行して行うことでラップパートで伊武くんが居ないのを不自然じゃなくしてあるしほんとに脚本のテンポがいい。全ての時間を使ってとことん原作を忠実に再現しようとしてくれてるのがわかって良いです。
何より伊武くん役土屋直武さんの演技力が凄い。無駄な動きの少ないエコなダンス、淡々とした歌い方…更に、まばたきすら演技の一部にしてらっしゃるんです。静の演技のときの伊武くん、まばたき、ほぼしてませんでした。する時はゆっ…くり瞼を閉じて、開ける。まばたきをするタイミングも意識して制御してらっしゃる。すごい…

でも確かに伊武くん、まばたきあまりしなさそう…演技でキャラ解釈を納得させられました。フと見てみた神尾くんや桃ちゃん先輩バチバチバチバチまばたきしてたのも最高だった。君らはそうで正解!!元気良くて花丸!!!


峰ベンチ、試合の状況がどうでも、ニコニコ笑顔な子たちばかりなのがすごい…いいですね。試合ができるだけで嬉しいんだろうな…


D2、D1、S3…どれもいい試合だしいい曲なんだけどできればもう少し聴きたかったな~!!!いい曲だから…
特に神尾くんの曲はせっかく峰の2年生全員が出てくるノリノリの曲なのでもっと長くてもよかったんじゃないかな~!と思いました。峰がニコニコノリノリで歌う曲が無いから…わかってても2度目のイントロがはじまるとオッ!!!ってなっちゃいます。で、曲がなくてしょんぼりする。


S2からベンチがみんな舞台の真ん中に来ましたね。
個人でのベンチワークの演技は難しくなったけど、もうあまりアドリブで何かをする間が無いのと、試合の展開で煽り合った時にベンチ同士が絡みがしやすいので立ち位置が変わったの、いい見せ方だな~と思いました。前述したようにリョーマ君の曲で観客が青学レギュラー全員を視界に入れやすいっていう演出の意図もあると思うので…
試合再開でリョーマ君の曲のイントロが入るのも気持ちがグワ~~~高められていい…こっちもえ?!マジ?!て気持ちにさせられました こっから青学の流れになるの?!

でもここで伊武くんの曲に入るのもいい……怪我させる時じゃなくて復活した後なの良い……簡単には負けない不動峰……伊武くんの曲、曲調でキャラを崩させないけどちゃんとラップも入ってて、校歌との統一感があっていいです。
ただ、ここの短い時間で3回も麻痺状態の説明が入るのはなんか…「麻痺」って言いづらそうなので他より気になっちゃいましたね 俺達めっちゃスポットについて詳しくなっちまった

 

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この2人のこの台詞好き 短いのに感情がしっかり込められてて


立ち位置の変更によって、試合を見ようとするとベンチの青学レギュラーたちがリョーマ君の為に歌ってるのが視界に入ると同時に、ずっとニコニコで応援してた不動峰ベンチも当然、視界に入って来ます。辛すぎる……
私は公演を通してめちゃくちゃ峰に肩入れして観てしまっていたので、ステージ全体に青空が広がって曲が盛り上がれば盛り上がるほどにやめてくれ…と祈るような気持ちになって観てました。不動峰不動峰に勝って欲しい、悔しい、伊武くん諦めるな、頑張れ………

終わってしまった……
青学、おめでとう~~~!!!!!!


井上さんと南次郎は様々な方法でイチャイチャするからびっくりしました。新ミュのコーチ陣といいそういうノルマがあるんですか?パンフも完全に同人誌の表紙なんだよなあ……夕日と背中て シリアス系の…(そこまで)


ED(という位置づけでいいのかな)で全員が学ランで出てきたとき、直前に原作未読の母がキャラの見分けがつかないって話をしてたので発狂しだして面白かったです。

どうでもいい話なんですけど、学ラン、リョーマ君だけ詰襟で他は全員ラウンドカラーなんですね。3rdもたぶんそうでした。なんでなんだろ?
眼帯、配信で見てみたらいたずら書きもたぶんちゃんと原作通り書いてあるみたいでスゲ~


バウ、各校校歌のオーケストラアレンジ、めちゃくちゃいいですね………脆弱なオタクなので後に応援対決が控えてることを思うとここで手拍子とかじゃなくて助かりました。死ぬ気で手を叩きがち。
でも出てくるタイミングが早いから菊丸先輩がいつもめっちゃアクロバット決めてくれるのにそれに反応できないのがもどかしかったなあ。BGMにタイミングを合わせてるせいかな~手塚部長がサビのめちゃくちゃ盛り上がるところで出てくるのは胸アツでした。


応援対決ほんとに好き!!お披露目会で聴いた時から良すぎて震えた
散々言われてると思うけど鉄くんが鉄表記なのは…?!と深読みしちゃいますね。でも私は南次郎は南次郎なのにリョーマは越前なんだ………ってとこが気になりました。な…なんで?
各校のアレンジもすげ~~いいから是非全校分見たいですね。早く声出しできる世の中になってほしい…推しの素敵な名前を大きな声で叫びたいから………新ミュでも採用しようよ~~~~!!!!!ディスタンス♡した後応援対決してください。

 


冒頭でも書いたように、テニミュ初見!!!の感動を忘れたくなくて綴っただけなので今後の別公演でもこうやって記録に残すことをするかはわかりませんが(新ミュではやってないしご覧の通り文を書くのはめちゃ苦手なので…)、向こう5年くらい人生の生きる希望死ねない理由がまたひとつ増えたのはほんと~~に嬉しいし教えてくださった皆様、歴史をつなげてくださった先輩方、そしてもちろん公演に関わる関係者の皆様と原作者様に感謝の気持ちでいっぱいです。
願わくば、過去公演の円盤を観て何度もコロナ渦でさえ…コロナ渦でさえなければ!!!もっと!!!ともうこの2年近く何度も思ったので、一日でも早く、コロナ渦以前のパフォーマンスや演出ができるよう、そして観劇をしたいと思う人が劇場に行くのをためらうことのない世の中になることを祈るばかりです。

思ったより長くなっちゃいました ここまで読んでくださってありがとうございました!